万田邦敏へといたる「女性映画」
日本映画にはまぎれもなく存在しており、
『イヌミチ』 はその系譜の健在ぶりを世界に誇示する驚くべき作品なのである。
蓮實重彦(映画評論家/群像4月号「映画時評」より抜粋)
遊びを真面目に演じ続けるうち、セックス抜きであれ、というより、だからこそ築かれた非日常なものであれ、関係は変容す
ヒロインは出立し、新しい日常へと 歩み始める。その潔い姿が爽快感をもたらす。
山根貞男(映画評論家/朝日新聞3/14(金)夕刊より抜粋)
ふたりは「他者」と「他者」として向き合う。あなたは、わたしではない。わたしは、あなたではない。この認識からしか対話は生まれない。澱のようでもあり檻のようでもある「世間」の奴隷と化しているわたしたちの精神を、さわやかに覚醒させる傑作である。
相田冬二 (ノベライザー/週刊金曜日3月28日号より抜粋)
目まぐるしい主従関係の変転を、『理由なき反抗』のニコラス・
視点の活劇で描いた怪作。
鍵和田啓介(ライター/POPEYE4月号より抜粋)
職場でもプライベートでも
人間関係が希薄な現代の鬱屈をあぶり出した、
不気味な面白さの怪作である。
高橋諭治(映画ライター/毎日新聞3/14(金)夕刊より抜粋)
日常の中の異様な風景を違和感なく見せた脚本、
永山と矢野の存在感に圧倒された。
鈴木隆 (毎日新聞 学芸部/毎日新聞3/14(金)夕刊より抜粋)